
社会人になってからカリフォルニアでホームステイをする。
この経験は、観光では触れられない「リアルなアメリカの働き方」や「暮らし方」を知る貴重な機会でした。
毎日の生活の中で目にした価値観や習慣は、日本で働いてきた自分にとって新鮮な驚きの連続。
ここでは、ホームステイを通して感じたアメリカ/カリフォルニアのライフスタイルを紹介します。
定時で退社?アメリカのワークライフバランスに驚いた話

ホームステイ先の家族がまず徹底していたのは「仕事とプライベートの線引き」。
定時になればPCを閉じ、仕事のメールにも基本的には翌日まで返信しません。
「家族との時間を大切にするのは当たり前」という考え方が根底にあるため、残業して遅く帰ってくることはほとんどなく。
日本では“忙しさ=頑張っている”というイメージがどこかにありますが、アメリカでは“効率よく働いて時間を確保する”ことに価値が置かれていると感じました。
この割り切りができるからこそ、仕事への集中力も高く、メリハリのある日々を送れるのでしょうね。
週末の過ごし方から見る、余暇を大事にするカリフォルニアの生活スタイル

カリフォルニアの週末はとにかくアクティブ!
朝早くからビーチに出かけたり、家族でハイキングしたり、友人同士でBBQを楽しんだり。
「週末こそ自分の時間を楽しむ」というスタンスが徹底されています。
印象的だったのは、土日を「回復の時間」ではなく「人生を楽しむための時間」と捉えていること。平日に仕事で頑張るからこそ、週末はしっかり遊ぶ。
このバランス感覚が、心の余裕や幸福感につながっているように思いました。
バケーションの取り方に学ぶ、自分らしいリフレッシュ法

アメリカでは、まとまった休暇(バケーション)をしっかり取るのが一般的。
ホストファミリーは毎年1〜2週間の旅行を計画し、仕事から完全に離れる時間をつくっていました。
驚いたのは、「休みを取ることに後ろめたさがまったくない」ということ。
むしろ上司も同僚も積極的に休むことを推奨し、充電した状態で戻ってくることが良い仕事につながるという共通認識があります。
日本だと「迷惑をかけるかも…」と気を遣ってしまいがちですが、アメリカ的な“自分のために休む”姿勢はぜひ見習いたい価値観。
ホストファミリーの働き方を間近で見て変わった仕事観

ホストファミリーの働き方を毎日近くで見ていると、「仕事への向き合い方」そのものが違うと感じる場面が多くありました。
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家に仕事を持ち込まない
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無理をしないで相談する
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チームで分担し、個人に負担を集中させない
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家族や趣味を大事にしながらキャリアを築く
こうした考え方は、日本の現場でもできるはずなのに、実際には見落としがちな部分ですよね。
働き方は“根性”ではなく“仕組み”や“文化”で変わるものだと気づかされました。
Summary

アメリカの働き方や価値観は、日本の社会人にとって“理想論”に聞こえるかもしれません。
しかし、ホームステイを通して間近で見たからこそ感じたのは、少しずつなら日本でも取り入れられる要素がたくさんあるということ。
カリフォルニアで学んだライフスタイルが、あなたの働き方や人生のヒントになれば嬉しいです。

